紫舟 SISYU

MEDIA

Premium Japan「Premium Salon」

PremiumJapanで連載開始「書家・芸術家 紫舟の祈り、アートのチカラ」

日本の上質を世界に届けるWebメディア「Premium Japan」での連載が始まりました。
連載1回目は、2023年10月に奈良・金峯山寺で行った「地獄絵図」のお焚き上げについてです。アートと祈りについて、またお焚き上げの前後に感じた変化などをつづっています。

「書家・芸術家 紫舟の祈り、アートのチカラ」
https://www.premium-j.jp/?p=39408&post_type=premiumsalon&preview=1&_ppp=03d7e5f120





書家・芸術家として活動している紫舟(ししゅう)です。
作品や表現がどのように生まれるのか、展覧会にいらしたお客様にお尋ねいただくことがよくあります。そこで、こちらで制作の舞台裏や日頃考えていることをご紹介したいと思います。

 

アートは、
1.人間の脳を拡張
2.新しい考え方を提示

する力があり、科学や経済では解決できない人類の課題に対して、新しい視点で有効に働きかけることができます。アートの力が多くの方の救いになる方法を模索した結果として、昨年行いました大作地獄絵を焼き尽くす「地獄絵梵焼大護摩供」ARTプロジェクトが生まれました。


金峯山寺アート「地獄絵梵焼大護摩供」に込めた“祈りの力”


2023年10月21日、戦争や疫病の終息を祈願した「地獄絵梵焼大護摩供」を奈良県吉野町の金峯山寺(きんぷせんじ)において行いました。

日没後、約30名の僧侶や山伏の経と共に行われたお焚き上げでは、天を衝くほどの大きな炎が立ち上がり、あまりの凄まじい炎の熱に身をのけぞるほどでした。
燃え盛る炎の中にあるのはわたしが描いた15mに及ぶ「地獄絵図~四連作」。死後の世界と共に、心の地獄をカラスで表現しました。
「盗み」の罪の地獄は釜で煮られるカラス、「殺生」の罪の地獄は炎に焼かれるカラスで表現した他、「邪淫」「噓」も完成させました。

Premium Japan「Premium Salon」