世に生を得るは 事を成すにあり
世に生を得るは 事を成すにあり
よにせいをうるはことをなすにあり
2010年
和紙、墨
書
H138×W71cm
引用:龍馬のことば
司馬遼太郎『竜馬がゆく』にはたくさんの名言がちりばめられている。膨大な資料から丹念に集めた龍馬の生きる姿がそこにある。そのなかで、人が生きる意味を龍馬は明快に答えている。「事をなすにあり」と。
書にこめた想い:
人は何のために生まれてきたのか。命を授かった誰しもがそれぞれに「事をなす」ことがあり、全ての人に果たすべき何らかの使命がある。だからこそ、誰かを生きるのではなく、人の期待を背負うのでもなく、誰かを真似るのでもない、自分を生きていく。そのような思いを込めた書に仕上げました。