瀧心図
瀧心図
「瀧心図」
制作年:2012年
メディアアート
紫舟+チームラボ, 2012, 音楽: 高橋英明
日本の先人達が描いた川や滝は、よく線の集合で表現されます。
そして、その線の集合には、どこか生命を感じます。
それは、彼らには、自然に対して畏敬の念のようなものがあり、
ある種の神を感じたからだと思うのです。
そして、そこに自分を置き、
自分と向き合い、雑念を洗い流すことで、
人々は、無となり、自然と一体化していたのでしょう。
書は、心の付く漢字から選び、
瀧は、物理的な瀧のシミュレーションから、線を創っています。
作品に近づくと、あなたの影ができます。
そして、あなたの心が洗い流されるように、
あなたの影から書が浮遊して出ていきます。