作品
紫舟の作品世界について
書の彫刻
書の線が紙を離れ、空間のなかに立ち上がるとき、文字は新しい重さと影を持ちはじめます。正面から読むだけでは捉えられない、歩くことで変化する書の姿をつくります。
素材、光、見る人の位置を含めて一つの筆致と考え、書が建築や場所と対話する可能性を探っています。
書のキュビズム
一つの視点に留まらず、時間や角度の異なる印象を重ねることで、書の形を組み立て直します。文字の意味はほどけ、線、面、余韻が響き合う構成へと変わります。
解体された筆致のなかから、見る人それぞれの読み方や物語が生まれることを大切にしています。
光の書
光は、触れられない筆です。明滅や反射、透過する輪郭を通して、書の時間性を空間へ広げます。
昼と夜、近づくことと離れることによって表情を変える作品は、固定された一枚の像ではなく、体験のなかで立ち現れる書です。
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