言葉に込められた想いや願いを、紫舟自ら依頼者と対話を重ね、その想いを形にする唯一無二の書を生み出す。制作過程では、複数の案を御覧いただきながら、対話をつづけ、幾度も筆を執る。時に500種類ものの試作を重ねた末に、最終的な一点へとたどり着く。筆は、吉野の筆職人に特注。紙は人間国宝岩野市兵衛和紙。墨は自身で書きたい表現に辿り着くためにブレンドを重ねる。さらに、書に高い精神性を宿すため、殺生した食べ物(肉)や酒を控え、自らに節制を課す。慣れや技巧に頼るのではなく、一筆一筆に全身全霊を注ぎ、言葉の奥にある想いを書に宿す。