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人を治すART

未来の処方箋

未来の処方箋とは、アートの力で人間の内に眠る想像力を呼び覚まし、心身の回復と治療の力へとつなげていく、新たな医療の可能性への挑戦である。

人間の脳は、現実の体験だけでなく、鮮明に思い描いた想像にも反応する。例えば、梅干しを思い浮かべてほしい。口の中に唾液が拡がってくる。私たちは実際には梅干しを口にしたわけでも、目にしたわけでもない。ただ想像しただけ。體は確かに反応する。この力を医療に活かすことはできないだろうか。『未来の処方箋』が目指すのは、想像力によって、人が自らを癒し、治す力を引き出すこと。薬ではなく、処方するのは想像力。その処方箋に記されるのは、『アート』。日本の医療に、アートが処方される日を目指して。ようこそ、未来の病院へ。

メディアアート

古代の人々は、目の前で躍動する生き物や移ろいゆく自然の姿を、静止した形に写し取り、記号化することで象形文字を生み出した。以来3000年以上、文字の中に生命は封じ込められてきた。紫舟は、現代のテクノロジーの力で、その命を再び解き放つ。メディアアートの中の象形文字を人が触れると、文字に宿る生き物や自然が動き出し、デジタル空間で新たな生命と景色を創造する。自然は、恐れるものでも、支配するものでもない。人間もまた自然の一部であり、万物は相互作用を起こし影響し合いながら、共に生きる存在である。文字の原点に立ち返り、最先端テクノロジーによって、人と自然の本来の関係性を問い直す作品。伝統文化とテクノロジーの融合が、人と自然のつながりを照らし。豊かな未来への光明となる。

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