未来の処方箋とは、アートの力で人間の内に眠る想像力を呼び覚まし、心身の回復と治療の力へとつなげていく、新たな医療の可能性への挑戦である。
人間の脳は、現実の体験だけでなく、鮮明に思い描いた想像にも反応する。例えば、梅干しを思い浮かべてほしい。口の中に唾液が拡がってくる。私たちは実際には梅干しを口にしたわけでも、目にしたわけでもない。ただ想像しただけ。體は確かに反応する。この力を医療に活かすことはできないだろうか。『未来の処方箋』が目指すのは、想像力によって、人が自らを癒し、治す力を引き出すこと。薬ではなく、処方するのは想像力。その処方箋に記されるのは、『アート』。日本の医療に、アートが処方される日を目指して。ようこそ、未来の病院へ。