作品
紫舟の作品世界について
書
書は、言葉の意味と筆の動きが一つになる表現です。線の強弱、墨の濃淡、余白の呼吸を通して、文字の奥にある感情や気配をかたちにします。
伝統を受け継ぎながら、現代を生きる人の心へ届く書の姿を探っています。
余白のない書
一画は、書かれていない空間までも含めて、ひとつの景色をつくります。余白に逃げず、線の密度と呼吸だけで画面を満たすこと。その緊張と解放のあいだに、言葉になる前の感情を探ります。
墨の濃淡、筆が止まる瞬間、重なり合う運筆。読むための文字から少し離れ、見る人の記憶や身体感覚にひらかれる書を目指しています。
異界の書
見慣れた文字の輪郭を越え、まだ名前のない世界へ触れるための書です。読めることと見えることの間に揺らぎをつくり、想像の入口をひらきます。
墨のにじみや線の重なりから、現実の向こう側にある気配を立ち上げます。
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