宙核(そらごころ)

宙核(そらごころ)

思春期、厳しいトレーニングを課され、思いつく不満と文句を言いつづけ、気づけばトレを完遂。思春期の精神は弱すぎて、思春期の肉体は強靭で底知れず。この日、私という存在は、「心」「體(からだ)」「意識」で構成され、それぞれ、
別ものだと気づかされました。
では、それぞれ「どこに在る」のか?
「體」は、物理的にここにあります。
「心」は、からだから空間にまで広がっている。そのため、傍に悲しんでいる人がいると、共鳴しこちらまで涙が流れる。また怒っている人の周りは、イライラピリピリが空間から伝わってくる。
「心の形状」は?
心は、拡大/縮小している。例えば、[心が広い][懐が深い]人は、心の容積も大きく広がっていて軽い。一方で、[心が狭い][閉ざしてる]人は、心は小さく縮み硬く重い。
「意識」とは?
「意識」は、心や體より高い所にあり、「意識」は心と體それぞれに細い糸(線)でつながり 糸を介して心と體の[操縦席]にアクセスします。「意識」は心や體に指令をだす[司令塔]なのです。
けれど現実は、心も體も操縦席はほとんど空席状態、司令官不在。ほとんどの行動は、経験や記憶から来るパターン反応、自動操縦で勝手に動いている。まるでAIの自動学習。意識を用いずとも、トイレに行けば勝手に體が動き用を足せ、通勤では何も考えなくても體は会社に到着する。経験と記憶が體を動かしている。
では、どうすれば私の「意識」を操縦席に戻せるのか?
「集中力」「想像力」「祈る」などは優位に働く。それらを使いこなせたとき、「意識」は心や體の操縦席に「着座」し、私は主導権を取り戻す。そうなったとき、「常人」が「超人」になる瞬間がある。操縦席が空のまま暴走する心や體と比べれば、確かにそれは「超人的」といえるのです。そして、その意識が繋がっている高い所の先にあるのは、[記憶]。
その記憶が、[宙核]。

サイズ
H32.5×W44.5cm
カテゴリ
異界の書

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