アトピーが治るアート

アトピーが治るアート

人はなぜ掻くことをやめられないのでしょうか。
アトピー性皮膚炎の悪化要因として挙げられるのが「掻きむしり」。掻くことを我慢するのが大人でも難しい。それは掻くことで得られる「快刺激」が快感中枢に報酬として作用するためと考えました。

しかしながら、かゆみを感じているのは皮膚ではなく、脳の知覚です。そうであれば、全身の中でもっとも細菌が多い指先で自分の皮膚を掻きむしり、傷口を拡げなくてもいい。そこで『アトピーが治るアート』では、脳に「患部を掻いた」と思い込ませ、別の触覚刺激を与え、掻破衝動を代替できる対象をアートとして制作しました。傷口の損傷や接触を避け脳に快感信号が送られ充足感を与えます。

長年のアトピー性皮膚炎が続くと、掻きむしりそのものが癖となってしまい、かゆいわけでもないのに、不安や恐れを感じたときに、ストレス発散の“自傷行為”となる場合があることがわかりました。そこで、掻きたくなる指先に、安心を与える対象として、赤ちゃんのほほの感触に近いシリコンゲルやガーゼなどを用いた代替行為となるアートに触れ、緊張を緩和しリラックスへと導きます。

科学者(落合陽一)×医師T×芸術家(紫舟)による協働プロジェクトとして、人類の慢性疾患と行動習慣に対する新たな治癒アートの実践です。

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